東京駅‥‥ちょっと、こみみなお話し
2016.03.05

赤煉瓦と白い大理石のコントラストがモダンな東京駅ですが、

スタッフのAOさんが、ブログにアップしてくれた東京駅・丸の内駅舎のドーム天井も
注目の的です。

修繕されたとき、メディアで取り上げられていましたので目にされた方も多いのではないかと
思います。

この天井の八角形部に十二支のうちの【子・卯・午・酉】以外の八支がレリーフで飾られているのもご存知でしたか?

十二角だと多すぎたのでしょうか…意匠的な面と納まりによるところと思いますが、
残りの【子・卯・午・酉】はどうしたのでしょう?秘められたストーリーを感じます。

それが、設計者の建築家である【辰野金吾】の遊び心がのぞくお話があるのです。

東京駅と同年に辰野金吾が設計竣工した
佐賀県の武雄温泉の桜門2階の四隅の天井板に透かし模様の
四支の彫りのモチーフが残っているのです。

東京駅で使えなかった【子・卯・午・酉】をここに美しい彫刻で残したのです。
模索されたのか意図的に設計されていたのかは定かではないのですが、
設計者の遊び心に心くすぐられます。

そして、とても美しい彫刻なのです。

 

 

その他にも、辰野金吾が設計した日本橋の日本銀行本店が、
天空からみると「円」の形に設計されています。
また、これも意図的に設計されていたのかは定かではないのですが、そうだとしたら、
“辰野金吾”かなりのユーモア・センスのある愉快なアイデアマンだったのでしょうか!
お話聞いてみたかった~

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